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宮崎医科大学の研究室における実験では、ミミズは人工的に作られた血栓(フィブリン)を確実に溶かしていることがわかりました。
線維素溶解のメカニズムでは、血液中のプラスミノーゲンという蛋白質が、プラスミノゲンアクチベータ(PA)という蛋白質分解酵素の働きを借りてプラスミンおいう活性酵素に変わり、これがフィブリンを溶かすのでしたね。つまり、ミミズはプラスミンの生産が「自前」では間に合わないような場合、とても有効です。
しかも、優れているのは、溶かす対象が死んだ蛋白質の細胞だけだということ。生きている細胞には作用しないので、健康な血管を傷めることはありません。死んだ蛋白質を溶かす過程で、血液中の老廃物等も除かれます。
同研究室はこの他、ミミズ酵素に血小板凝縮抑制作用、血管拡張作用もあることを突き止めました。いずれも脳梗塞や心筋梗塞を始めとする血栓症には効果的な作用であり、その延長線として、高血圧や糖尿病、腎臓病など血液・血管に原因がある病気にも有効だと考えられています。 |
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一方、肥満や高脂血症、高コレステロール症など一見血栓とは無関係な病気の改善も期待されつつあります。
これは、ミミズ酵素そのものには脂肪やコレステロールを分解する働きはないものの、血管をきれいにすることで血流が改善され、肝臓などの機能が高まって、結果的に症状を好転させる助けをするのではないかと考えられます。まさに「ドミノ倒し」的な、ダイナミックな作用ですね。 |
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血栓ができた時、血中のプラスミノーゲンを、血栓を溶かす力のある酵素・プラスミンに変えるのはプラスミノーゲンアクチベータ(PA)でしたが、このPAには現在次の2種類が知られています。
「t−PA」(組織性プラスミノーゲンアクチベータ)と「u−PA」(ウロキナーゼ型プラスミノーゲンアクチベータ)です。
これらはもともと人間の体内に備わっているのですが、急性の血栓症などの場合はとてもそれだけでは間に合いません。そこで医薬品としての開発も行われており、治療に使われています。
しかし、これらは効き目が強い反面、欠点もあります。t−PAは使う際、血管に直接カテーテルで注入しなければならず、高度な技術が要求されます。また、u−PAは注射液として使えますが新鮮な尿からごく微量しか抽出されません。1グラムのu−PAを得るのにドラム缶千個分の尿が必要で、それだけに大変高価です。また、出血などの副作用もあるといわれます。 |
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| これに対し、多くのメリットを有するのがミミズです。注射器やカテーテルは必要なく、経口摂取できます。価格も前二者と比べてはるかに安価な上、天然成分だけですから、副作用の心配はまず無用です。緊急の治療の場面ではともかく、サプリメントとしては抜群の利点を持つ優れものです、注目を集めるのも当然といえそうです。 |
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